三越伊勢丹はPB「BPQC」を19年春夏物で終了する。不採算事業の見直しなどコスト構造改革の一環。支店・グループ店、EC、卸売りなど販売拠点の拡大で売り上げが11億円に達していたが、ブランド単体での事業は赤字が続いていた。今後の黒字化のメドがたたなかった。
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BPQCは00年に「良品適価で高感度」をコンセプトに発足。14年にファッションアイテムだけでなく、日常生活品まで商品領域を広げ、ライフスタイル型にリブランディングした。
PBについては「セントラルでもの作りするものは確実に利益につながるところに絞り込む」(杉江俊彦社長)という方向で、強化するECでの独自商品開発は低価格品に集中する。その他の既存PBについても順次集約していく。