「ミナ・ペルホネン」は今年創業30周年を迎えた。ブランド名のペルホネンが意味するチョウの刺繍や、カラフルな鳥の連続模様など、ひと目でわかる意匠を多く生み出し、服や家具、アートワークなどを発表してきた。クリエイションを引っ張る、創業者でデザイナーの皆川さんは、「せめて100年続くブランドに」と理念を掲げ、持続可能な物作りの考え方を発信してきた。今年は30周年を記念した展覧会の開催に加え、功績がたたえられフィンランドで勲章を受章するなどニュースが続く。代表を退任し、クリエイションに邁進(まいしん)するなか、今の課題や今後の目標を聞いた。
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現状を良くする意識が大切
――30周年を迎えた感想は
ブランドを継続できたことは喜びですが、目指していたことが達成できなかったという思いがあります。
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