シルクスクリーンプリントを体験できる〝ライブプリント〟をアパレル店舗やフェスといったイベントで実施し、話題を呼んでいるトランパックジャパン。横浜市の自社プリント工場ではタイダイ(絞り染め)や刺繍などもでき、消費者を中心に幅広い注文に対応する。家業を継いだ2代目の中島正人さんが自身のキャリアや出会いを生かし、15年ほど前からネットで集客や宣伝を積極的にしてきたことが功を奏している。「待っているのではなく、常に新しいことを探してやってみる」姿勢を大切にし、客の視点に立ったサービスで支持を得ている。
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小さな需要がチャンスになる
――ライブプリントが好評だ。
シルクスクリーンプリントなどの機械を自社工場からアパレル店舗やイベント会場に持ち込み、その場で好みのデザインを印刷できる体験型のライブプリントをよく行っており、好評です。きっかけは約10年前、大手アーティストマネジメント企業が千葉県鴨川市の海で開いたサーフィンの大会でした。当初はプリント機械の仕入れ先に依頼があったのですが、引き受けるのが難しいとのことで、その会社の社長がうちに「できる?」と相談してくれました。
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