トランプ関税や物価高などへの対応が問われた2025年。経営を巡る環境がめまぐるしく変化する昨今。変化への柔軟性と同時に、ぶれない信念やビジョンの重要性も増している。業界のキーパーソンたちはこれから先をどのように見て、どんな未来を描こうとするのか。
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〝挑戦するチケット〟を行使
「100年企業」への道のりを歩むヘラルボニー(盛岡市)。知的障害のある作家の作品を生かすIP(知的財産)ビジネスを広げ、その勢いが止まらない。しかし、「絶対に100年残して、しがみついてやるとは思っていない。それより、続くべき価値のある意思決定をしていきたい」。松田崇弥代表取締役Co-CEO(共同最高経営責任者)は、そう話す。
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短期的なスピード感だけじゃなく、「やっぱりこういうブランドが残り続けるよね」って言われるためには、自分たちがそういうアクションをしないといけない。そういう言葉を伝えるとアクションも伴ってくるはず。なので、ライセンスをばらまいて速攻で売り上げを増やそうということはしない。そういう意思が大事かなと思います。
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