ヘラルボニー(盛岡市)は26年1月から、オリジナルブランド「ヘラルボニー」で日本ホームスパン(岩手県花巻市)と協業したベストやポーチを販売する。「さをり織り」に毎日いそしむ作家の作品を原型として、二次製品にできるテキスタイルを日本ホームスパンが織り上げた。
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ネップ糸やモール糸などを自由に組み合わせたさをり織りの作品は、幅が20~30センチしかなく、服などの素材に使うことは難しい。しかし、一点物の織物の個性をそのままに、日本ホームスパンが既製品に使えるテキスタイルに再現した。
ヘラルボニーは、知的障害のある作家の絵画をプリントやジャカードの柄としてデザインするIP(知的財産)ビジネスが主軸。さをり織りを応用するのは初めての試みだ。小売価格はベストで8万円、ポーチで2万円程度の想定。
