《めてみみ》規制と消費

2021/09/08 06:24 更新


 8月の上海は話題が多かった。まず東京五輪期間中に新型コロナウイルス感染がくすぶり出したこと。しかし、すぐ大型展示会は全て会期が延期され、人の移動が抑えられるなど行政の素早い対策はさすがで、現段階では落ち着いている。今後は中秋節、国慶節の連休をどう過ごせるかが気になるところだ。

 オンラインゲームと学習塾の規制は今も議論になる。オンラインゲームは18歳以下を対象に、週末3日・1日当たり1時間に制限された。昨夜もテレビの経済ニュースでオンラインゲームの個人認証問題が取り上げられていた。

 塾規制は英語など受験向けを対象に、平日の午後8時ごろまでしか運営できなくなったらしい。塾については、中国の受験競争が厳しすぎるという背景や、学校教師に夜の副業をさせないことを理由に支持されている。

 ただ、こうした国の規制は企業株価に影響を与えるだけでなく、塾経営者が集めた学費を持って逃げるなど負の側面も見せる。今まで人と金が集まっていた市場を冷やしてしまい、若い世代の立身意欲をそぐと不安視する人も多い。「景気の良い産業に規制が出たら、消費が変わる」との声も聞かれる。特に上海の不動産は一般人が買えないほど高騰し、賃貸料で豊かな生活をする人もいる。富の配分を考えると規制対象になるため、注視されている。


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