《めてみみ》若者の怒り

2019/09/26 06:24 更新


 「20年までに全ての綿製品をリサイクルかサステイナブル(持続可能な)素材に変えます」「プラスチック製ショッピングバッグを廃止します」など、店頭でも環境に配慮した取り組みが増えた。欧米ブランドが中心だが日本企業でも広がりつつある。企業には自社なりの方法で様々な環境対策を進めてもらいたい。

 一つの切り口が廃ペットボトルの再利用。東レは協栄産業と協業して事業ブランド「アンドプラス」を立ち上げ、蝶理はウツミリサイクルシステムズと一緒に高品質な再生ペレットを国内で作り販売する。

 しかし需要が強まっても、バージンポリエステルとの価格差が大きければ広がらないのが従来の傾向。価格や品質などの課題をクリアし、本当に広がるのか。半信半疑でいたが、若者の怒りの声を聞き、誤りだと気づいた。

 国連気候行動サミットでスウェーデンの高校生、グレタ・トゥンベリさんは各国の首脳を前に大人の無責任さを非難した。生態系は崩壊しつつあり、絶滅の始まりにいるのに有効な手を打たず、「あなた方が話すのは、お金の話や永続的な経済成長などというおとぎ話ばかり」。そして「若者に希望を求める、という。よくそんなことができる」と16歳の活動家は怒る。大人の怠惰の責任を若者に押し付けるな。世界を変えるのは大人の役割だと。



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