ベクトルグループのニューステクノロジーが運営する若者向け動画メディア「マクガフィン」は、ストリートカルチャーを中心に発信している。10月のEC開設と同時に発売したオリジナルの服は、一部商品が即完売した。今後は動画メディアの枠にとらわれず、動画に関連付けたアイテムの販売やイベント開催を通して視聴者との接点を強化し、成長を目指す。
(坂入純平)
若者の声を反映
マクガフィンは視聴者の心を動かし、次のアクションにつながるようなコンテンツの発信を目指している。人気企画はアーティストやショップ店員の自宅を訪問するルームツアーや、都内ローカルショップを紹介する動画。マクガフィンでインターンをする大学生が、自分たちの視点で「イケてる」店をリストアップする。
リアルな若者の声を拾うことが情報感度の高さの一因だ。現在は登録者数28万人のユーチューブの広告と、動画のタイアップ企画が収益の中心。今後は服をはじめとしたアイテムの販売を新たな柱に据える。