マッシュグループは、24年春の新卒者を333人採用する計画だ。23年春の採用数から3倍に増やす。3~5年後のIPO(新規株式上場)を見据え、事業拡大や企業成長のため有望人材の獲得を急ぐ。3月6日から始めた会社説明会も従来から拡大し、4都市で計8回、3000人規模で実施する力の入れようだ。
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24年新卒はマッシュスタイルラボ、マッシュビューティーラボなどで募集し、全体の7割弱を販売職として採用する。販売職は、新たに全国転勤のある総合職とエリア職に採用を細分化。販売の職域を越え、多角的に挑戦する意欲のある多様な人材を求めている。
説明会は3年ぶりにリアルで開催する。従来の会場は各学校や本社だったが、今回は東京のほか、名古屋、福岡、大阪で単独開催している。
同日、東京国際フォーラムで開いた説明会では、新卒や中途入社など経歴の異なる店舗の販売員4人、デザイナーら本部社員3人がそれぞれ登壇するパネルディスカッションを設けた。店長業務の内容や夢をかなえるための努力などを語った。近藤広幸社長自らも約30分にわたって企業理念や事業などを紹介した。近藤社長は「新卒の皆様は会社が若々しくチャレンジするためのビタミンのようなもので、会社の成長に必要だ」と訴えた。



選考スケジュールは、4月の書類選考を経て6月にかけて適正検査や面接などを予定している。