【軌跡】《「マドモアゼルノンノン」の60年㊥》ブームに乗らず我が道を行く

2024/10/07 13:00 更新有料会員限定NEW!


 70年代まではオーダーメイドが中心だった「マドモアゼルノンノン」。80年代に入って既製服を本格化し、新たな成長を期した。後発のブランドが多店舗化する中で、物作りにこだわり続ける荒牧太郎も、ブランドを拡大したいという思いを持っていた。友人や知り合いも多く在籍したビギからの誘いもあって、84年にビギグループに入った。既にブランドビジネスを広げていた同グループに入ることで、ファンを広げていく契機とした。

【関連記事】【軌跡】《「マドモアゼルノンノン」の60年㊤》細身にこだわり 1店舗だけで憧れに

 最初はグループ企業の一つ、ディグレースに組み入れられた。荒牧は早速、ブランドカタログによる情報発信に目をつけ、当時、広告代理店に勤めていた塚野丞次に制作を頼んだ。その後は軌道に乗り、カタログ発行に力を入れた結果、今でも重要な販促物となっている。今では読み物として知られる「パパス」のブランドブックにも継承されている。

サイズ広げて快進撃

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定連載



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事