算数で極める達人MDへの道《第2講》㉒(佐藤正臣)

2021/05/18 06:00 更新


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値入率と粗利率の設定をしてみよう!①

Dさん。今回からは新しいシリーズになります。

*佐藤さんの過去ブログ

へい(''◇'')ゞよろしくお願い致します。


Dさん。改めて伺いますが、マーチャンダイザーの仕事の目的とは何でしょうか?


商品の品揃え計画を実践することによって、より多くの売上・粗利益を獲得することです。


その通りです。では、Dさん。粗利益を多く獲得する方法は、売上を大きくすること以外にどのような手法が考えられますか?


値入率をできるだけ上げる(仕入原価率を下げると同義)ことですか?


はい。その通りです。今回のこの講義におけるDさんのショップの設定を改めて確認致しますと、以下のようになります。

 

・10店舗展開のセレクトショップ。自社商品60%。他社商品40%の売上構成
・自社と他社の値入率(仕入原価率)には、かなりの差がある
・レディースのショップでカテゴリー(品種)別の売上予算は、かなり変動する
・衣料品以外に服飾雑貨も展開(Dさんは、過去服飾雑貨のバイヤー)
・店頭鮮度を重視しているせいか、店頭がよく商品で溢れかえる
・商品によっては、年間置いてある定番商品もあります

 

そして事業の予算の大枠が以下のようになります。


・(年間)売上20億円。
・(年間)粗利率50% 粗利益高10億円。
・値入率の設定 62%(仕入原価率38%)

 

せんせ。丁寧な説明ありがとうございますm(__)m


では、話を戻しまして!今回、Dさんの事業全体の値入率目標は62%になっていますが、Dさんの組織のオリジナル商品と買い付け商品の値入率は同じですか?


全く違います。当然のことだとは思いますが、オリジナル商品の方が値入率は良いです。また、カテゴリー単位での値入率も変わってきます。


なるほどです。今回の設定である値入率62%だと、全部の商品がセールしないで売れれば粗利率が62%になります。先ほどDさんに質問をしましたが、粗利益をより多く獲得する一つの手段として、値入率を良くすることがあります。今回決めた当初の値入率設定が65%以上になれば、粗利率の設定も上げることができますよね?


仰る通りです。


では、今回のDさんのショップの設定を考えてみると、値入率を良くする手法として、どんな手法が考えられますか??


どんな手法?(;゚Д゚)


では、考えてみてください!


考えてみます(;^_^A


…………(考え中)……………


せんせ。とりあえずですが、以下のようなことを思い付きましたので、発表します。

 

① 商品1アイテム当たりの発注数量を増やす
② 元売価(上代)を上げる
③ 素材の値段を下げる。安い工賃のところで商品を作る
④ オリジナル商品の構成を増やし、他社商品の構成を下げる

 

こんなんでいかがでしょ?せんせ( ̄▽ ̄)


ありがとうございます。そうですね。他には⑤為替の影響を上手く活かす、がありますが、こんなところですかねえ?(;^ω^)


ありがとうございますm(__)m


ではDさんの上げた手法を検証してみましょう。


(''◇'')ゞお願いしますm(__)m


まず①です。これはその通りです。ですが、今回のこの講義でこのことを語ると話がややこしく

なるので、今回このことは触れません。これは⑤も同様です。続いて②です。Dさん、この手法がマズいのは理解できますよね?


へい(^▽^;)上代(元売価)を上げると、お客様からみたブランド・ショップの立ち位置が変わってしまいますし、コンセプトそのものを変えた!ということになりますから、ダメですよね_| ̄|○


その通りです(^^)。ということは③も論外ですよね? そのようなことをして、お客様に”このショップの商品のクオリティ下がったな?”と思われたら一貫の終わりですからね。


へい_| ̄|○

 

ということで! 今回の講義内容は?と言いますと.....もう一度粗利率と値入率の設定を行う!ということになります。オリジナル商品と商品の売上構成を増やし、値入率を良くする方法を考え、少しでも値入率の設定と粗利率設定を引き上げよう!これが今回の目的となります。


へい。かしこまりましたm(__)m


では、次回はDさんのショップを基に、値入率の戦略を考えていきましょう!


へい(''◇'')ゞでは、皆様。次回もお楽しみに(@^^)/~~~


 

佐藤正臣

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp

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