LVMHプライズ、グランプリ発表 日本人も初入賞 

2017/06/17 10:32 更新


 【パリ=松井孝予通信員】40才未満の若手クリエイターの育成・支援を目的に仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループが創設した第4回「LVMHヤングファッションデザイナープライズ」の最終審査が16日、パリのフォンダシオン・ルイ・ヴィトンで行われ、「マリーヌ・セール」の仏人デザイナー、マリーヌ・セールがグランプリを受賞、奨励金30万ユーロと同グループのエキスパートによる1年間の指導を受ける権利を獲得した。

 マリーヌ・セールはベルギーのブリュッセルにあるラ・カンブル校卒業。昨年9月にファーストコレクションがパリ3区のセレクトショップ、ザ・ブロークン・アームで販売された。「ルイ・ヴィトン」のエグゼクティブ・バイスプレジデントで同プライズを指揮するデルフィーヌ・アルノー氏は、グランプリを受賞したレディスコレクションについて、「審査員は都会とスポーツウェアの巧みな組み合わせ、そしてオリエンタルなインスピレーションに感銘を受けた」とコメントした。

 特別賞には、ニューヨークを拠点に活動する「コウザブロウ」の赤坂公三郎が選ばれ、奨励金15万ユーロが授与された。同プライズの日本人の入賞は今回が初。4回目を迎えた同プライズには、世界90カ国から1200人の応募があった。

グランプリを受賞したマリーヌ・セール(写真中央、Photo by Patrick Demarchelier) 


日本人として初めて入賞した赤坂公三郎(写真中央、Photo by Patrick Demarchelier) 



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