ウェアラブル製品・サービスのミツフジ(京都府精華町)は、大阪・関西万博の清掃業務を担うダスキン(大阪府吹田市)がミツフジのリストバンド型猛暑対策製品「ハモンバンド2」を清掃現場に導入したと発表した。
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ハモンバンドは、ミツフジが猛暑環境で働く人の安全を支援する目的で、21年に開発。手首に装着するだけで、熱中症の重症化指標とされる深部体温の上昇変化を推定できるという。ハモンバンド2はその改良版。
ダスキンは大阪・関西万博の会場に1日あたり約300人の清掃スタッフを派遣しており、「スタッフの健康と安全を最優先事項」とする。会場の清掃は厳しい暑さに見舞われることが想定されることから、同社はこまめな休憩や水分補給に加えてハモンバンド2の導入を決めた。
ダスキン訪販グループ事業本部サービスマスター事業部の松山敦室長は、「今後さらに気温の上昇が見込まれる。清掃スタッフがハモンバンド2を着用することで熱中症に対する意識向上と、業務への安心感が高まることを期待している」とコメントした。