ルミネ サステイナブル施策の社内表彰制度を新設

2023/03/07 06:27 更新


ニュウマン新宿は屋上菜園で栽培したホップでオリジナルビールを醸造

 ルミネは各施設のサステイナビリティー(持続可能性)に関する取り組みを表彰する「ルミネ・サステナビリティアワード」を新設し、今期の受賞施設やプロジェクトを決めた。 

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 最優秀賞はルミネエストの地下1階免税カウンターの「サステナブルな内装工事」とニュウマン新宿での「ホッププロジェクト2022」。

 ルミネエストはカウンターの天板にデニムの製造工程で廃棄される端材や不要な衣料品の素材を再生して作った什器を使用、サンゴを燃やして粉状にした消石灰を主原料にした塗料で壁面を塗装した。施設の社員が塗装体験するワークショップも開き、社員のサステイナビリティーへの意識を醸成したことも評価ポイントとなった。

ルミネエストはカウンターの天板に衣料品の廃材などを使った

 ニュウマンのホッププロジェクトは屋上菜園で栽培したホップを使いビールを醸造し、「新宿エリアの活性化を目指す」3カ年プロジェクト。前期(22年3月期)に始め、今期は館内ショップと協業を強化し、食品廃棄物からコンポストで堆肥(たいひ)を作りホップの栽培に活用したほか、各ショップでオリジナルビールを販売した。

 優秀賞はルミネ新宿のイベント「コーヒーフェスティバル」。人気コーヒー店が催事出店し、リユースのタンブラーを使用するなどした。回収したコーヒー豆の豆かすをTシャツにリサイクルし、今年4月に期間限定店で販売する。

 同社は前期にサステイナビリティー推進の方針を定め、今期にはサステナビリティ推進室を新設して、施策を一段と強化している。アワードの新設はその一環で、15件がエントリーした。

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