【パリ=松井孝予通信員】仏「ランバン」は、レディスとメンズの両コレクションのアーティスティックディレクター(AD)に、ブルーノ・シアレッリを任命した。
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シアレッリはパリのステュディオベルソ卒。「パコ・ラバンヌ」「バレンシアガ」「アクネ・ストゥディオズ」でレディスを、「ロエベ」ではジョナサン・アンダーソンの下、メンズのキャリアを積んだ。
赤字に陥っていたランバンは昨年2月、中国の復星国際(フォースンインターナショナル)グループが買収。同グループはその翌月、当時レディスのADを務めていたオリヴィエ・ラピドスとの契約を、売り上げ不振を理由に打ち切った。またメンズADのルカ・オッセンドライバーも昨年11月に退任。ADの不在が続いていた。
一方、経営面については昨年8月、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループや仏SMCP傘下「サンドロ」の海外展開で手腕を振るったジャンフィリップ・エケ氏をCEO(最高経営責任)に迎え、再建に力を注いでいる。