量販店向けレディスアパレルメーカーの26年春夏商談は、長く複雑化する夏への対応に慎重な姿勢が続いている。厳しかった今夏の商況を受けてバイヤーの意欲は低調だが「何か新しいことをしなければ」との機運も高まる。猛暑対策品や気温に左右されない雑貨の拡充などを模索する。
(森田桃子)
【関連記事】量販店向けレディスアパレルメーカー メンズ強化の動き活発
後半に伸び悩む
気象庁によると今年6~8月の平均気温は平年より2.36度高く、統計開始以降最も暑かった。店頭は「6月までは布帛のブラウスなどトップが良かったが、それ以降は手元に既にあるためか動かなかった」など7、8月以降の買い控えで伸び悩んだ。昨年売れた麻のシャツなど天然素材も苦戦。秋の色・素材商品も売れ行きが鈍いという。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!