古着マニアも絶賛のイーストロンドン”Brick Lane”(宮沢香奈)

2014/12/04 10:58 更新


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ウェストロンドンがハイブランドの街なら、イーストロンドンはヴィンテージのセンスが光る街である。

ロンドンには、有名なヴィンテージショップやマーケットが数多く存在するが、その中でも、ローカルの古着マニアも絶賛している”Brick Lane(ブリック・レーン)”と、毎週木曜に開催されているマーケット”Old Spital Fields Market(オールド・スピタル・フィールド・マーケット)”を紹介したい。

Old Spital Fields Marketは、リバプール・ストリート駅から徒歩数分のところにあるショップやカフェが取り囲む真ん中の大きな催し広場で、毎週木曜日の午前から開催されているアンティークマーケットである。

洋服だけでなく、雑貨、家具、レコード、本、銀食器、ジュエリーなど、アンティークのものなら何でもあるといった感じで、かなりの店舗数があるため、見応えもある。しかも、出店者、来場者ともにスタイリッシュな人が多く、ファッション感度の高いロンドンの中でも際立っている。出店ブースを見ながらもお客さんのファッションが気になって仕方がなかった。

 

 

 

特に、このブースは群を抜いて、センスが良かった。

リチャード氏は、有名なヴィンテージコレクターであり、メンズ、レディース関係なく、20年代などかなり古い時代の稀少なアイテムを持っている。ロンドン市内にある自分のアトリエからマーケット用にセレクトしたアイテムを持って来て売っているとのこと。出店するのはこのマーケットだけとあって、熱狂的なファンが毎週訪れている。

一見ボロボロに見えるものが、じっくり見れば見るほど、その年代の価値が見えてくる。現代では絶対手に入らないようなデッドストックの生地やアンティークボタン、細かいディテールなど、これまで出会ったことのない古着の数々を見せてもらった。時間があれば一から指導して欲しいほどだった。

ちなみに、こちらの写真は、常連のお客さん(右)とリチャード氏と並ぶ人気店のオーナー(左)。ひと際目立っていたので、声をかけて撮らせてもらった。もちろん全てヴィンテージのコーディネートである。

 

 


   

 マーケット会場から歩いてすぐの古着屋が立ち並ぶBrick Laneは、イーストロンドンを象徴するエリアで、”どこを取っても絵になる街”とはこのことだと思った。12時オープンの店舗がほとんどであるのに、12時になっても開いてる店は少なく、外でタバコを吸っていたり、隣の店で談笑している。そういった緩さもロンドンぽい。

廃虚の様なビルの地下フロアー一面がショップとなっているヴィンテージマーケットも、オープンと同時に、アンティークマーケットから流れて来た人と出店者が入り混じって入るという緩さ。

メイン通りには、アメカジ、ワーク系、ヨーロッパヴィンテージなど幅広く取り揃えたユニセックスのショップ、メンズのヨーロッパヴィンテージ専門店、レディースのレトロアンティーク専門店など、古着の全てが詰まっていると言っても良い。

1店舗ずつ、じっくり見て回るには1日では足りないほど店舗数がある。古着好きな人なら興奮すること間違いなし。ロンドンを訪れる際には是非とも行って欲しい場所の1つである。

  


 

レンガ作りの建物、壁にはグラフィティーの数々、どこからともなく聴こえてくるブリットポップ、ビビッドなヘアカラーにゴシックメイク、ヴィンテージレザーを羽織り、くたびれたマーチンのエイトホールで大股で闊歩する。

2014年という現代に生きながら、カウンターカルチャーをリアルに感じれる街。ロンドンが一番熱かった時代、60年代~90年代のカルチャーにどれだけ憧れて、どれだけ影響を受けたか。それを思い出してゾクゾクした。”この街に溶け込みたい”心底そう思った。

 

 




宮沢香奈 セレクトショップのプレス、ブランドのディレクションなどの経験を経て、04年よりインディペンデントなPR事業をスタートさせる。 国内外のブランドプレスとクラブイベントや大型フェス、レーベルなどの音楽PR二本を軸にフリーランスとして奮闘中。 また、フリーライターとして、ファッションや音楽、アートなどカルチャーをメインとした執筆活動を行っている。 カルチャーwebマガジンQeticにて連載コラムを執筆するほか、取材や撮影時のインタビュアー、コーディネーターも担う。 近年では、ベルリンのローカル情報やアムステルダム最大級のダンスミュージックフェスADE2013の現地取材を行うなど、海外へと活動の場を広げている。12年に初めて行ったベルリンに運命的なものを感じ、14 年6月より移住。

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