近鉄百貨店、立命館と連携協定 地方創生や人材育成に取り組む

2025/10/09 06:28 更新NEW!


締結式には梶間隆弘近鉄百貨店社長(中央左)や森島明三学校法人立命館理事長(中央右)らが出席した

 近鉄百貨店は10月3日、学校法人立命館と連携・協力に関する協定を締結した。産学連携を通して、地域課題の解決や街づくり、人材育成に取り組む。大阪のあべの・天王寺エリアと、滋賀の草津エリアを拠点に進めていく。

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 立命館大学の学生や附属校・提携校の生徒、児童が、成果発表や社会実装できるような取り組みをしていきたい考え。

 あべの・天王寺エリアでは、あべのハルカス近鉄本店を軸に、「未来志向かつ総合的な取り組み」をしていく。研究や学びの成果を発表する機会を設けるほか、同社が参画している周遊型アートイベント「大阪アート&デザイン」で、26年4月に新設する立命館大学デザイン・アート学部との協業など多様なプログラムを検討していく。

 草津エリアでは、豊かで持続可能な暮らしを支える取り組みを強化する。

 締結式で梶間隆弘近鉄百貨店社長は、「立命館が持つ知見と、近鉄百貨店の場の力を掛け合わせて、日本全国の素晴らしい物や技術、文化を発掘し、あべのハルカス近鉄本店で広く情報発信する地方創生モデルを構築していきたい」と話した。



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