京王「ミ・デゥー」、地方百への卸強化

2016/09/07 06:38 更新


 京王百貨店は自社グループで企画・製造する婦人服ブランド「ミ・デゥー」の出店を加速している。今春に1店、今秋に3店を新規開設し、地方百貨店への卸売り事業を拡大する。京王百貨店新宿店、聖蹟桜ヶ丘店を含め、販売拠点は9月中旬に10店となる。

 大手アパレルメーカーをはじめとしたNBの統廃合、縮小や中間層を対象としたミセスゾーンの売り上げが落ち込んでいることを背景に、地方百貨店からの出店要請が相次いでいる。

 企画・生産量を絞り込む百貨店NBがほとんどの中、ミ・デゥーは半期で400型、年間で800型を企画し、週単位で約20型の新規・追加商品を投入する。色、デザインなどのバリエーションを豊富に揃える商品力、機動力に強みがあり、8割を超える消化率の高さが地方百貨店から評価された。

 ただ、出店は「優秀な販売員の確保が第一。要員が揃わないエリアには出さない」(同社)と年間4~5の出店ペースを維持する考え。

中合三春屋店2階の売り場面積198平方㍍に、Lサイズコーナーを併設した「ミ・デゥー」

続きは繊研新聞で



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事