伊藤忠、米シューズ「エトニック」販売

2016/09/12 05:19 更新



 伊藤忠商事は、米国のシューズブランド「エトニック」の日本での独占輸入販売権およびマスターライセンス権を取得した。スポーツ、アウトドア用品の卸を手掛ける三共スポーツを通じ、17年春夏コレクションから販売する。全国のセレクトショップや専門店、スポーツショップを中心に販路を広げ、20年には小売りベースで10億円の売り上げを目指す。

 エトニックの創設者であるチャールズ・A・イートン氏が1876年に米国マサチューセッツ州で小さな靴工場を設立し、労働者向けに安全性や保温性、耐久性に優れた靴の生産を開始したのがルーツ。1945年からゴルフシューズを製造し、70年代にはランニングシューズも開発した。現在ではテニスやバスケットボール、ボウリングなどアスレチックシューズ全般に拡大している。

 スポーツシューズ業界では過去に人気だったスポーツシューズの復刻モデルの販売が相次いでおり、140年の歴史と数多くのアーカイブを持つエトニックも復刻版ライフスタイルシューズが人気だという。伊藤忠が目を付けたのもまさにこの点。

 ファッショナブルなライフスタイルを好む20~50代の男女をターゲットに、復刻モデルのインポート商品を中心に販売を始め、将来的には日本限定商品やコラボレーション商品につなげる考えだ。メンズ、レディス向けのスニーカーで1万円~2万5000円(本体)。



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