「選考につながるインターン」反対派が過半数

2017/01/23 06:30 更新


 インターンシップは採用と切り離すのが原則だが、解禁される可能性が出てきた。総合人材情報サービス、アイデムの調査によると、「選考につながるインターンシップ」は、反対派が52.4%で、賛成派を上回った。国公立大学でその傾向が強い。

 「反対」(13.1%)、「どちらかと言えば反対」(39.3%)の意見は、「就業体験のインターンシップと同じ呼称で扱われていることに抵抗感がある」「インターンシップと言えないような1日体験の増加は、ミスマッチの原因となりうる」「学業の都合で参加できない場合も多く、不公平」「採用にばかり目が向いてキャリア支援になっていないインターンシップが多い」など。

 「賛成」(6.1%)、「どちらかと言えば賛成」(38.5%)では、「学生にとっても自身の特性に合った企業を選定しやすくなる」「企業にとっても面接だけでは評価できない学生の資質、能力を評価できる良い機会」などが挙がった。

 「求人企業への要望」は、1位が「就活終われハラスメントや拘束をしないでほしい」が77%、2位が「選考結果は早めに伝えてほしい」71.3%、「求人内容を正確に教えてほしい」70.1%となった。

 

■キャリア支援・就職支援に関する実態調査

無題
全国の大学・キャンパス244校が回答

 



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事