インターンシップの実施実態

2015/06/01 06:43 更新


《知・トレンド データを読み解く》 増加の傾向も採用には課題

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 リクルートキャリアの就職みらい研究所「就職白書2015」によると、14年度にインターンシップを実施した(予定含む)企業は55.5%と、13年度より9.5ポイント増加した。15年度に実施予定の企業は58.3%と、増加する見通し。

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 実施期間は、13年度は「1週間以上2週間未満」(34.7%)が最多だったが、14年度は「3日以上1週間未満」が30.8%となった。受け入れ人数は、13年度と比較して「増やした」が43.8%。実施目的は、「仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる」(88.8%)が最多で、次いで「学生に就業体験の機会を提供することで、社会貢献する」(64.7%)だった。

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「採用を意識し、学生のスキルを見極める」が、目的とする回答と成果があがったという回答の差が最も大きく、プログラムの企画設計や参加者の募集選考など、課題は多い。プログラム内容は、「通常業務でなく別の課題やプロジェクト」(51.1%)が最多で、「職場や工場の見学」(41.8%)、「社員の補助的な業務の一部(40.4%)」と続いた。

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就職白書2015 企業調査は、新卒採用を実施している従業員規模5人以上の全国1184社の回答をもとに作成。学生調査もある。



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