情熱の秋 2014的シネマワールド!?~男性監督編(宇佐美浩子)

2014/11/07 14:16 更新


先日、東京・六本木ヒルズで行われた東京モード学園の生徒による、ファンタジックなファッションを競うコンテスト。

テーマは、「映画監督ティム・バートンの世界観をファッションとヘアメイクで表現」するというもの。折しもハロウィン当日とあり、ステージ上で発表されたコレクションは、いずれもその日のムードにジャストフィットしていた。

ちなみに受賞作「ビートルジュース」(写真下、右3人組)のデザイナーに対し、当日、審査に立ち会った監督いわく「次回作のコスチュームを頼みたいくらいだね」と絶賛。


 


 実は翌11月1日より来年1月4日まで森アーツセンターギャラリーにて開催の「ティム・バートンの世界」展。そのオープニングセレモニーで行われたコラボ企画の一つだ。

 

 
会場内の自作前でポーズをとるティム・バートン監督


 さて、コミックから抜け出たような個性あふれる映像スタイルがトレードマークともいえるティム・バートン監督。

彼の知られざる側面を多角的に見つめる機会となる本展は、日本初公開となる500点余りの作品(油彩、スケッチ、レター、オブジェ、未公開映像作品など)を、テーマやモチーフ、プロジェクト毎に10セクションに体系化した見応えある構成内容だ。


 
会場内「グループ3 『フィギュア?男?女?生物?』」にて


 「展覧会を見てくださった方が、『自分も何かできるかもしれない』といったような気持ちになっていただけたら、と思っています。また、子供時代から日本の映画に影響を受けてきましたので、いつか日本を舞台に映画を撮りたいですね」と語る監督。

その夢が実現する日も遠くないような・・・



会場内「グループ10 『実現しなかったプロジェクト』



『ティム・バートンの世界』

This exhibition is organized by Jenny He, Independent Curator, in collaboration with Tim Burton Productions.

 続いての「情熱の秋2014」的男性監督作品といえば、やはり同一俳優による撮影期間12年の感動作「6才のボクが大人になるまで。」をセレクションに加えたい。


 


 ストーリーに関しては、タイトルならびに各メディアでも注目を集めているだけに、ほぼご想像がつくかもしれませんが一応下記に;

6才の少年メイソンが大学進学を機に巣立つまでの青春の1コマ、1コマをパッチワークしつつ、時の経過とともに心身共に進化するボクと家族の12年史的内容だ。

脚本・監督・製作を兼務するリチャード・リンクレイターの映画への尽きぬ思い、また俳優たちに注がれる温かな眼差しを感じる2時間48分は、つかの間の出来事であったかのような錯覚に陥ってしまうほど、いつしか自然とスクリーンの中に引き込まれてく自身がいた。

ボク役のエラー・コルトレーンと姉役のローレライ・リンクレイター(監督の娘)の成長過程に目を見張ると同時に、両親役世代の読者にとってはイーサン・ホークとパトリシア・アークエットの役柄上の生活の変遷に、自身を重ね合わせてしまう方もおいででは。ともあれ、12年の月日の重みを実感!


 
『6才のボクが、大人になるまで。』
11月14日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開予定。
©2014 boyhood inc./ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved.




うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中



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