ジーンズ・カジュアルウェア専門店を運営するヒノヤ(東京)は3月8日、池袋パルコ本館4階にメンズセレクトショップ「サン・ハウス」の新店を開いた。東京・上野、渋谷に次ぐ3店目で約7年ぶりの新店。商業施設には初めて出た。良質・高単価な日本のブランドを中心とした品揃えで本物志向の男性を狙うと同時に、女性のギフト需要も見据え、手頃な価格帯の雑貨なども揃える。
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サン・ハウスは10年に上野・アメヤ横丁でスタート。14年に渋谷・神南にも出店した。「ポータークラシック」「エンジニアドガーメンツ」「ニードルス」「ナナミカ」「ザ・ノース・フェイス・パープルレーベル」などの仕入れブランドや、オリジナルの「バーガスプラス」などを扱う。20年春夏の客単価は約2万3000円。
コロナ禍での新店は同社・同業態としての今後の成長を見据えた決断だ。路面店で培った丁寧な接客や顧客作りを強みとし、同館での定着を目指す。
まずは半年間の契約だが、売れ行き次第で延長する可能性もある。客の反応を踏まえながら、新規ブランドやレディスを扱うなど、柔軟に対応していく考え。売り場面積は約66平方メートルで、上野店や神南店とほぼ同じ。半年間の売上高は5000万円を目標としている。