エイチ・ツー・オーリテイリングと大阪府 包括連携協定を締結

2021/07/08 06:30 更新


包括連携協定は、子供・教育、地域活性化、環境、健康・福祉などの幅広い分野が対象

 エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は7月7日、大阪府との包括連携協定の締結式を府庁で実施した。府が百貨店と同協定を結ぶのは初めて。吉村洋文府知事は「多岐にわたる取り組みで大阪の行政を前に進めていきたい。大阪を元気にしていくことにぜひタッグを組んでいきたい」などとあいさつした。荒木直也H2O社長は「地域社会や地域住民との絆を深めることを最大の柱に様々な活動を行ってきた。豊かな、魅力的な大阪にしていく活動を深めていくことは大変有意義なこと。積極的に地域社会のための活動に取り組んでいく」と語った。

(吉田勧)

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 包括連携協定は、子供・教育、地域活性化、環境、健康・福祉、雇用促進、防災・防犯、府政のPRなどの分野が対象。7月下旬に開催する阪急うめだ本店の「阪急こどもカレッジ」での特別プログラムの実施、「大阪産(もん)」の商品開発や販売・プロモーション支援、おおさか食品ロス削減パートナーシップ事業者への登録、健康に配慮した「V.O.Sメニュー」の販売など幅広く取り組んでいく。

 H2Oグループは、4月に食品スーパーの阪急オアシスが神戸市と連携協定を締結し、料理人や芸術家を目指す人に神戸三宮店の店内区画を一部提供している。また、大阪府河内長野市と公民連携で「イズミヤゆいテラス」を、同門真市とは「こどもロビー」をイズミヤに開設するなど、地域や行政との連携を進めている。



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