グッチは8月10~25日、シグネチャーバッグの「グッチバンブー1947」にフィーチャーした体験型イベント「グッチ・バンブー・サマー」を東京・表参道の3カ所で開く。竹に熱を加えてカーブを作ったバンブーハンドルは、47年に初めてレザーバッグに取り付けられた。職人技に裏打ちされた物作りの魅力をインスタレーションやショッピング、食を通し発信する。
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主会場は表参道ヒルズのスペースオー。吹き抜けの大階段に青竹を約1000本設置し、ちょうちんが来場者を導く。会場は月に降り立ったような幻想的な世界。22年制作の「竹取物語」を再解釈したショートフィルム「Kaguya by Gucci」が背景。職人が使う道具や50年代のバンブーハンドルバッグなどを展示、その歴史や進化が見られる。フォトスポットでは、月の神秘的な光に包まれた撮影が楽しめる。イベントから着想したミュージックビデオも上映する。
青山店ではバンブーバッグのほか、職人が修復したビンテージバッグも販売する。同店に隣接するザ・ストリングス表参道のテラスでは、レストラン「グッチ・オステリア・ダ・マッシモ・ボットゥーラトウキョウ」の特別メニューを提供する。
グッチは、バンブーバッグの魅力を日本文化と融合して発信してきた。ブランド創設100周年の21年は、京都で体験型エキシビション「グッチバンブーハウス」を開催。竹取物語のショートフィルムは、バンブーバッグ75周年を祝して作られた。