ジーユーが靴の新ライン 客の声・データ元に改善

2019/08/09 06:30 更新


 ジーユーは8日、シューズの新ライン「ジーユーシューズラボ」を立ち上げた。質・機能・ファッション性をアップデートしていく定番的シューズ群を、新ロゴを付けて全国の店舗で展開する。東京・原宿のスタイルスタジオには発信拠点として特設コーナーを設け、3D足サイズ測定機を置いて来店客の足のデータを収集する。

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 新ラインは、マシュマロパンプスなどの定番的シューズで、客の声や取得データに基づきながら、履き心地・機能・デザインを改善していく。トレンドのシューズとは切り分けてブランディングする。

 19年秋冬はパンプス、スニーカー、ドレスシューズなど全29型を出す。マシュマロパンプスは撥水(はっすい)、抗菌防臭機能を追加。メンズではアクティブスマートシューズとして長時間履き続けられるドレスシューズを展開する。価格は1490~2990円。「品質・機能・ファッション性と、低価格で出せる物作りで知恵と工夫を追求していく」(熊井均生産部)とする。

 販売は全国のジーユー店舗、ECサイト。各店舗では新ラインをトレンド物と陳列を分け、新ラインの浸透を目指す。原宿スタイルスタジオの特設コーナーでは来店客の足測定を行い、要望を聞き取って今後の商品改善につなげる。

 今後はシューズのほか、「服、インナー、キッズラインで、顧客からの声やデータを生かし、品質・快適・おしゃれさを追求した商品を展開していく」(土上洋佑グローバル商品部グッズチームリーダー)。

 同社はシューズで、履き心地とファッション性を両立した商品を開発してきた。18年秋に出したレディスの快適機能シューズ、マシュマロパンプスは、約1年で約170万足を売り上げるヒットとなっている。

新ラインの目的を話す土上氏


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