アダストリア アップサイクルの新ブランドで限定店

2020/03/12 10:58 更新


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 倉庫に残った服を黒染めでアップサイクルする新ブランド「フロムストック」を立ち上げたアダストリア。洋服の大量生産・消費・廃棄問題に対する、同社なりの新しいアプローチだ。社内組織であるアダストリア・イノベーションラボの松﨑あさこマネジャーが中心となり、東京・原宿での期間限定店の開催にこぎつけた。初めての挑戦のなかで、さまざまな発見もあったという。

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 期間限定店は2月28日~3月5日に「スクラップブック(ジーナシス)」、3月6~15日に「ハレ.JP」の店舗内に開設した。陳列も倉庫をイメージし、物流現場で実際に使われるカゴ車やボックスを什器として採用。アップサイクルに黒染めの手法を選んだのはシンプルでロスが少ないため。もとのブランドのタグを外すかどうかも検討したが、作業工程上ロスが出るためそのままに。フロムストックのオリジナルタグを上に付けている。オリジナルタグには、日本語と英語でブランドの意思を記した。

「スクラップブック(ジーナシス)」内の期間限定店では、倉庫をイメージした什器に商品を並べた

 商品のベースは「ジーナシス」「ハレ」「ニコアンド」「ベイフロー」などの過去2年以内の自社在庫。松﨑さんが倉庫からピックアップした。カットソートップが多いが、ワンピースやボトムもある。環境にも配慮している染工所の大染(東京)と組み、素材によって染料染め、顔料染めを使い分けている。「ポリエステルのステッチの糸は染まらないので、そこだけアクセントカラーとして残る。しっかり黒く染まるものもあれば、独特のニュアンスが出るものもある」など、さまざまなトーンの黒い服が出来上がった。染まりにくい素材や色といった商品ごとの向き不向きも分かってきた。

 「サステイナブル(持続可能な)というと、ナチュラルな雰囲気の商品が多いが、あえて黒でモード感を出した。エッジの利いた服が好きな層にも興味を持ってもらえたら」と話す。レディス、メンズ関係なく、気に入ったものを選んでもらう。カットソー類で3000~8000円。

 下げ札やリーフレット、店頭ポスターには石灰石からできる紙「ライメックス」を採用。プラスチックの商品パッケージは、生分解を促す「ピーライフ」を添加したものだ。

 今後、ECの立ち上げを予定する。ほかの場所でも期間限定店を開くなど、他社とも積極的に協力していきたい考えだ。

アダストリア・イノベーションラボの松﨑さん

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