景況・消費見通しアンケート 1~3月のファッション消費 「回復」減り「悪化」が過半

2021/03/31 06:27 更新有料会員限定


 繊研新聞社が四半期ごとに実施している「ファッションビジネス景況・消費見通しアンケート」で、21年1~3月のファッション消費は20年10~12月と比べて「回復した」が20ポイント以上減少し、「悪くなった」が52.6%と過半数を占めた。一方、4~6月の見通しは「良くなる」との回答が47.4%と、コロナ下でのアンケート(過去4回実施)で最も高く、緊急事態宣言解除やワクチン接種に期待が寄せられている。

【関連記事】景況・消費見通しアンケート コロナ第3波直撃 「変わらない」「悪化している」増加

失速に追い打ち

 1~3月は1月に11都府県で緊急事態宣言が発出され、20年11月からの失速に追い打ちをかけた。3月は気温上昇で春物の動きも活発になっているが、「それ以前のマイナスをカバーするには至っていない」。ただ、20年春の第1回緊急事態宣言と比べて店舗休業はなかったため、「格段に悪くなっているとも言えない」との声もあった。「回復している」の回答では、「自粛疲れや気候の変化でファッション消費をする人が増えてきた」「入学式などの開催が決まり回復基調にある」など、一斉自粛ムードだった第1回と比べて、たとえ宣言下でもファッションを楽しもうとする、ウィズコロナの姿勢もわずかながら表れている。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事