ファッションにアート、食と多彩なクリエイションの祭典をうたう合同展示会「ニューエナジー」。同展を運営するブルーマーブルのプロデューサーとして活躍する。近年は中小企業基盤整備機構(以下中小機構)や浅草ものづくり工房で、各地のメーカーや物作りを担う若手のサポートも行う。前職から一貫しているのはクリエイションの活性化とビジネスの後方支援だ。その原点となった地場産業との取り組みや、今後のビジョンを尋ねた。
合同展の発展と共に成長
――キャリアのスタートは。
03年にアッシュ・ペー・フランスに入社しました。最初に配属されたのは英国バイヤーのサニーがセレクトした商品を売る「サニーランズロンドン」。英語ができるということでサニーのアシスタントとなり、ラフォーレ原宿にあったお店で接客もしました。サニーの買い付ける商品は貿易部門の仕組みに乗り切らないものが多かったので、輸入手続き、インボイスのチェックなども任され、大変でしたね。
お店のクローズに伴い、05年に合同展示会「ルームス」の配属に。その後16年間働くことになりました。当初はまだ、ルームスが7、8回目で東京タワーで実施していた頃。プロデューサーとしてルームスをけん引した佐藤美加さんのもと、クリエイターと一緒に伸びていった時代でした。50ブランドくらいの規模が、最盛期には約500ブランドを集めるまでの規模になりました。
――転機は。
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