山岸正紀さん
アウトレット専業ディベロッパーの三菱地所・サイモンは、00年7月に日本第1号となる御殿場プレミアム・アウトレット（PO）を開業し、同年11月、りんくうPOの開業と続いた。ともに25周年を迎え、全国10カ所まで拡大し、前期に10カ所の売上高は25年3月期に4345億円（前期比6.8％増）と過去最高を更新。中でも御殿場POは24年度に1409億円（13.7％増）となり、国内のSC売上高のトップを維持するなど好調だ。買い物だけでなく、今後も新規開発と既存施設の増床を検討しつつ成長戦略を着実に歩む。
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買い物と多機能の体験提供
――御殿場POは著しい成長を続ける。
御殿場POがオープンして25年間、引き続き24年度は4400億円に迫る成長を遂げました。正直なところここまで成長するとは考えていませんでした。円安効果やインバウンドに強い施設などが貢献したという背景もありますが、国内消費も順調だったことが好結果につながりました。「東の御殿場」、「西の神戸三田」と言われているように、東西のフラッグシップ（旗艦店）がともに24年度は過去最高売上を更新しました。
――成長の背景は。
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