ベネッセi-キャリアの新卒向け逆求人・オファー型就活支援サイト「dodaキャンパス」の調査では、大学3、4年生(25年卒、24年卒)の4人に1人が就活で「チャットGPT」の利用経験があるとしている。
【関連記事】20代社会人のチャットGPT使用 7割が仕事での利用に前向き
具体的に就活のどのような場面で活用したかの1位は「企業の志望動機の作成」(63.6%)で、2位の「自己PRの作成」(62.8%)と僅差(きんさ)だった。利用した理由について6割の学生が「時間短縮のため(企業分析やエントリーシート作成などの作業時間)」と回答。2位も「時間短縮のため(今後のキャリアや自己分析などの思考整理)」(45.8%)で、チャットGPTの利用で確保できた時間を、思考の整理などに有効活用する学生が多いことが推測される。
チャットGPT利用のメリットは、77.5%が「自分では思いつかない気づきが得られた」と回答。デメリットについては、「なかった」(65.3%)が最も多く、約95%の学生が書類選考や面接対策で「役立った」と回答している。
就活にチャットGPTを利用しない学生の理由には、「必要性を感じない」「志望動機や自己PR文は自分の頭で考えて作りたい」などのコメントがあった。
■就活における「チャットGPT」の活用実態 大学3、4年生のdodaキャンパス会員へのウェブ調査での452人の回答