「チャールズ&キース」 名古屋栄店が6日オープン

2018/10/05 13:30 更新


 シンガポールを拠点にグローバル展開するレディスの靴・バッグブランド「チャールズ&キース」の名古屋栄店が6日、名古屋ゼロゲート1階にオープンする。最先端のトレンドを取り入れたデザインで、中心価格はバッグで9000~1万円、靴で6000~7000円と買いやすい設定。

 それでいて店内環境は約280平方メートルのスペースをゆったり使って、ラグジュアリーに演出する。トレンド感満載で1万円を切る価格と、ぜいたくな空間が、「買いたい気持ち」を刺激する。

広いスペースをゆったり使いぜいたくな空間を演出

 チャールズ&キースは、16年末にオンワードホールディングスとの合弁を解消し、17年1月に独資でジャパン社を設立。合弁で出店した店舗をスクラップし、日本市場向けには17年4月に立ち上げたECで商品を提供していた。

 新しい体制となり、東京、名古屋、大阪の三大都市圏の都心を攻める出店戦略に切り替えた。16年までは郊外型のSCなどに出店し、そのため幅広い客層を狙い、ベーシックな商品が多かった。これからは、都市生活を楽しむ20代後半の女性をターゲットに、トレンド感のある商品をアピールする。ブランドがもっとも得意とするゾーンで勝負する。

 ECの売り上げがここにきて順調に伸び、目標を大きく超える月が続いている。SNSなどでの発信を通じて、「ブランド認知が広がってきた」(青木洋明チャールズ&キースジャパンゼネラルマネージャー)ことが好調の要因とする。スタッフのモチベーションアップにつながり、店舗も「必ず成功する」という自信にもなっている。

 この3年で三大都市圏の路面や有力SCに10~15店を出店し、ブランドポジションを固める。その上で、全国の100万都市などへの出店も検討する考え。

名古屋・栄の目抜き通り、大津通りに面した名古屋ゼロゲートの1階

日本の要望にも対応

青木洋明チャールズ&キースジャパン・ゼネラルマネージャー

 この秋から、日本のお客様向けにインソールを4ミリに厚くした靴を販売しています。日本の女性は通勤などで歩く距離が長いため、歩きやすく、足に優しい靴を求められます。チャールズ&キースのインソールは2ミリが標準ですが、日本からの要望に応えて、開発してくれました。ローカライズに柔軟に対応していることも、ブランドが全世界で急成長している要因です。

 チャールズ&キースはファーストファッションと呼ばれることもあるのですが、トレンドを取り入れた商品を買いやすい価格で提供するというだけでなく、シーズンを超えてきちんと長く使えることもブランドの特徴です。そのために使い勝手、履き心地、素材や品質なども重視しています。そのシーズン限りというファーストファッションのイメージでとらえられたくないですね。

青木洋明チャールズ&キースジャパン・ゼネラルマネージャー



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事