10代女子のキャッシュレス決済 交通系電子マネー主流

2019/02/28 10:59 更新


 GMOメディア(東京)が運営する「プリキャンティーンズラボ・バイGMO」の「決済手段とキャッシュレス事情に関する調査」によると、10代女子(中学生以上)の8割近くがキャッシュレス決済を利用したことがあり、そのうち4分の1は「週に1回以上」利用している。キャッシュレス決済の認知や利用は10代女子にも浸透しつつある。

 10代女子のキャッシュレス決済の認知は、サービス名の「どれも聞いたことがない」という人は1.9%で、キャッシュレス決済サービスは広く認知されている。その中では、「交通系電子マネー」88.1%、「ナナコ」81%、「アップルペイ」74.2%、「ラインペイ」72.1%、「ワオン」71%が7割を超えた。

 利用経験がある決済手段は、実店舗では「現金払い」(97.7%)を除くと、スターバックスカード、図書カード、クオカードなど「プリペイドカード」が49.9%と半数を占めた。

 次いで「交通系電子マネー」39.4%だった。オンラインショップでは、「コンビニ払い」が57.4%で過半を超え、「代引き」31.9%が続き、クレジットカードを所有できないにもかかわらず「クレジットカード」(親名義・家族カード含む)が30.7%と3割に達した。個別のキャッシュレス決済サービスでは、「スイカ」「パスモ」など「交通系電子マネー」52.9%が最多で、「ナナコ」25.2%、「ワオン」23.1%と流通系電子マネーが2割台で続いた。「どれも使ったことがない」人は23.8%で、8割近い10代女子がキャッシュレス決済を経験している。その利用頻度は「週に1回以上」が24.3%、「月1回以上」は51%に達した。一方で「それ以下」も26.4%あり、二分された格好だ。

 またキャッシュレス決済を利用する理由は、「ポイント付与」37.8%と「スピーディーな決済」31.7%が3割を超え、ダントツだった。

 プリキャンティーンズラボ・バイGMOは10代女子のスマートフォンライフや日常生活を調査するGMOメディア内の研究機関。調査の詳細はホームページ(https://lab.prcm.jp/cashless/)に掲載している。



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