「ベンソン・シューズ」 阪急メンズ東京にコーナー

2019/03/18 06:26 更新


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 モロッコ・カサブランカを拠点にする紳士靴「ベンソン・シューズ」が、クラフトマンシップの物作りを強みに、日本市場で着々と成長している。タンナーで紳士靴の輸入卸も行うスズキ(東京都台東区)が日本の総代理店となり、このほど、阪急メンズ東京の紳士靴売り場にコーナー売り場を開設した。

 ベンソン・シューズの祖業は、モロッコ伝統の履物であるバブーシュ。2代目が手縫いの技術を生かして革靴へとアイテムを拡大。モロッコ政府の制靴製作で経験を積んで技術力を上げ、63年にカサブランカに直営店を開設して自社ブランドを始めた。以来、「自分たちで作ったものを自分たちで売る」姿勢を貫き、質を落とさない物作りを続けてきた。

 魅力は、グッドイヤーウェルテッド製法による丁寧な作りと独自のクラシックスタイル。トラッドシューズの代表格と言われる英国製靴ほどは堅苦しくなく、トウ先に高さのある丸みを出しながら甲をすっきりと見せるラストに特徴がある。フランス製やイタリア製のエレガンスとも異なる、実直で品のある印象だ。素材にも妥協せず、仏アノネイの高級革を使っている。

 スズキが日本で卸売りを始めたのは17年秋冬から。オーセンティックで個性も備えたデザインとカサブランカ発の靴メーカーとしての存在感が、紳士靴のバイヤーを引き付けた。卸売りが順調に伸びる一方、一部の百貨店で行った催事販売では、ビジネスシューズで4万円台半ばという価格帯が受け、2週間で40足近くが売れたという。足先を包み込むボロネーゼ製法のバブーシュも、きちんとした作りが大人の客層に支持されている。

 阪急メンズ東京では、16日から常設で販売している。トラッドスタイルからカジュアル用途まで約40SKU(在庫最小管理単位)を扱う。今春は、東西の百貨店で催事販売も行っている。

トウ先に高さのある丸みを出しながら、甲をすっきり見せるラストが特徴
インナーの縫い合わせまで丁寧に仕上げている

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