副資材でブランディング ECシフトで高まる役割

2021/01/27 06:27 更新会員限定


ドットワンの関連会社が運営するスキンケアブランド「アイアム」の配送箱

 「拡大するECで販売力をつけるには、副資材によるブランディングが必須」。ブランドタグやパッケージを主力にするテンタックの橋本惇巨社長はこう話す。実際、ECが主販路のDtoC(メーカー直販)ブランドは配送ボックスなどにこだわり、副資材メーカーもEC商品向けを拡大中だ。

 実店舗で買った商品は、消費者が店の雰囲気や接客などブランドイメージを思い浮かべながら着用できる。対してEC購入商品は「届いた箱を開けた時の高揚感や、凝ったパッケージで客の期待を超えることで、着る時に思い出してもらうことが大切」(橋本社長)という。

 「エイミーイストワール」「アニュアンス」などのDtoCブランドを販売するドットワンは、パッケージは顧客体験に欠かせないと考えている。「買い続けたいと思ってもらうために、商品が届いた時にも感情が揺れる瞬間を作りたい」(藤井亮輔CEO=最高経営責任者)と、自分へのごほうびになるようなデザインを意識している。

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