アシックスは24日から、スポーツウェアを回収し、20年東京五輪・パラリンピックの日本代表選手団の公式スポーツウェアに再生する「アシックスリボーンウェアプロジェクト」を始めた。同日にキャンペーンサイトも開設した。回収目標は約3万着で、期間は5月31日まで。
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都内で開いた記者発表会では、元レスリング選手の吉田沙保里さんがプロジェクト参加第1号として、自身がリオデジャネイロ五輪などで着たウェアを回収ボックスに入れた。
回収ボックスは、全国の直営店とスポーツ用品店の店頭、スポーツイベントの会場に設置する。誰でも参加でき、ウェアのブランドは問わない。回収したウェアからは、ポリエステルのリサイクル繊維を作り公式スポーツウェアに使うほか、ポリエステル以外の素材を燃料などに活用する。
同プロジェクトのメールマガジンにメールアドレスを登録すると、回収したウェアのリサイクルの進行状況などが届く。登録は、回収ボックスや配布するカードに付いた二次元バーコードを読み込み、キャンペーンサイトから行う。