【パリ=松井孝予通信員】パリ国際ランジェリー展に、肌着メーカーのタカギ(奈良県)が自社ブランド「アロマティック」と「ノブレス・オブリージュ・バイ・アロマティック」の二つで、クリエイティブなブランドを集めた特選ゾーン「エクスポーズド」へ初出展した。
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「ノブレス・オブリージュ」は、デザイナーのイゴールさんが約10年前に立ち上げた英国が拠点のランジェリーブランド。欧州での知名度やイゴールさんのネットワークで、アロマティックの欧州展開への相乗効果が期待できる。協業はイゴールさんがタカギのシルクリブの品質の高さに感動したのがきっかけ。本人が昨年、奈良を訪れた時にインスピレーションを得てコレクションに反映させた。
自身のブランドの特徴的な装飾をそぎ落とし、柔らかい白と光沢のある黒のシルクリブの美しさを引き立てる計算されたミニマルなデザインの11点。バラをモチーフにした栄レースのリバーレースを合わせクチュール感を出し、アロマティックのスタイルと呼応させている。長崎県にあるタカギの工場で製作し、丁寧な物作りをアピールした。