APストゥディオ、オリジナル強化で若い世代獲得へ

2017/01/16 06:30 更新


 ベイクルーズグループのラクラスが東京・新宿のニュウマンに出店するセレクトショップ、「エーピーストゥディオ」は17年春夏、20代後半~30代の客の取り込みを目指す。

 同業態は16年春夏にスタートし、大室有生バイヤーをはじめとした20代後半のチームが中心になって手掛けている。同社の「ドゥーズィエムクラス」「アパルトモン」の影響で、これまでは40~50代客が中心だったが、チームと同世代の客を取り込むことで、「エーピーストゥディオ独自のファンも作っていきたい」(大室バイヤー)という。


 若い世代の客を増やすために、オリジナル商品を強化する。デザイナーを1人増やして2人体制にし、元々のマニッシュなテイストとともに、トレンドのフェミニンをブランドらしくモダンにこなしたテイストも揃える。

 カシュクールでデコルテを強調したニットや、麻素材で羽織るように着るコートなど。価格はニットトップで2万円台後半~4万円台前半。インポートの買い付け品よりも、もう少し買いやすいものを求める世代にアピールする。

 同時に、「我々自身も、靴やバッグ、アクセサリーは頑張ってでもいいものを買いたいと思っている」ことから、雑貨では米ロサンゼルスのシルバージュエリー「ソフィー・ビュヘイ」など、高額商品も揃える。

 

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エーピーストゥディオ

 

 大人客を掴んでいるアパルトモンの17年春夏は、ファッション上級者に向けて、挑戦的なアイテムを揃えた。「16年春夏にきれいめなスタイルを打ち出したところ、もっと濃い商品が欲しいという声があった。

 どうやって着こなすの?と思わせるような商品があることも、セレクトショップの醍醐味」(プレス担当者)として、米「キャラヴィアーナ」、ウクライナ「ヴィタ・キン」などを導入した。既に、ヴィタ・キンの26万円の刺繍ドレスなどに顧客から問い合わせがきているという。

 

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アパルトモン(ヴィタ・キン)


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