アメリカンラグシー 伊藤忠と組み、日本で再始動

2019/03/12 06:28 更新


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 アメリカンラグシーが日本市場で再始動する。昨年9月に伊藤忠商事と契約し、コロネットを通じて日本でのECをスタートしている。まだ日本に実店舗はないが、創業者のマーク・ワーツCEO(最高経営責任者)は、「首都圏、大阪、福岡など大都市で大型店の出店を計画している。ファッションのほか雑貨やホームウェア、飲食も提供し、単なる物販ではなく、エンターテインメント性を盛り込んだ店でファンを作り、ECと連動してビジネスを伸ばしたい」と語る。

 アメリカンラグシーは84年に創業した米国でのライフスタイル型セレクトショップの草分け的存在。ビンテージ古着やハイブランド、オリジナル商品のファッションのほか家具やホームウェア、飲食なども取り入れた店舗運営で知られる。一時は本国のほか、中国やトルコ、タイなどへも出店した。

 日本でも98年からサザビーリーグと組んで出店を開始し、ピーク時には15店まで拡大した。ただ、00年代後半からファッション分野のEC拡大を受け、世界で29店あった店をロサンゼルスのラ・ブレアなど主力店のみに絞り、日本でもサザビーリーグとの契約を昨秋、終了した。

 現在は自社サイトとECモールでの販売が主力で「2ケタ成長が続いている」という。一方、実店舗は「より大きく、エンターテインメント性の要素をふんだんに取り入れた店」に変えている。18年にはドバイの現地企業のAWロストマニと提携し、ドバイモールに930平方メートルの店を出した。

 スペースを生かしてファッションの品揃えを豊富にしただけでなく、カフェなどくつろげるスペースも設けている。鏡に商品情報を映し、バーチャルフィッティングもできる試着室や接客用のロボットも置き、ナイトクラブ仕様の音響設備を備えるなど「物販ではなく、人が集う場所」としての役割に重点を置いた。

 今後は、ドバイと同様の新コンセプト店の出店を中国や韓国でも検討している。日本での出店は「まだ決まっておらず、急いでもいない」とした上で、首都圏では「青山や銀座など一等地でなくてよい。駅に近く、交通のアクセスに恵まれた、我々のコンセプトを表現できる大型の物件を探している」と話す。

最新のデジタル技術を盛り込んだエンターテインメント型店舗を昨年ドバイに出した

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