アーカー 台北・新光三越にアジア初の期間限定店

2018/09/12 06:28 更新


 アーカーは20日、台湾・台北の新光三越台北信義新天地に期間限定店をオープンする。アジア地区への初出店で、終了時期は未定としている。同店を足がかりに、常設店を視野に入れ、「3年以内に、台湾で2、3店を出店できれば」(篠原光義社長)と話す。同時進行で中国本土や香港への進出に向けてのリサーチも進めており、「これらのエリアでも3年以内に5~10店の進出」を検討、アジア圏での店舗展開を本格化する考え。

 新光三越へはA8館の1階に、約15平方メートルのブティック形式で出店、ブランドイメージの発信を重視した。商品構成は日本同様で、ブライダルリングも扱う。

 ショップ運営は、親会社であるタサキの台湾法人と、日本から派遣するアーカースタッフで行う。海外ではパリのボンマルシェにショップがあるが、他の地域でも今後、「タサキのネットワークを活用することで、より早くアーカーのグローバル化が進む」としている。

 国内店舗は現在20あり、「19年末までに複数店出店する可能性がある」。直近6カ月は新店効果とインバウンドの伸びが大きく前年比40%増、既存店でも2ケタ増と好調に推移している。国内では客単価が向上し、平均で5万~6万円、10万円前後の商品も動いている。8月22日発売の新作も「立ち上がりはこれまでのコレクションの倍近い勢い」の売れ行きだ。

「アーカー」出店イメージ


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