WGSN白書:ジェネレーションZの方程式(WGSN)

2018/07/26 06:26 更新


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典型的なミレニアル世代の私からすると、どんな世代に属する人であろうとあれやこれやと分類することには、大体において懐疑的です。とはいえ、マーケター(マーケティング戦略家・戦略立案者)として、世代分類することには価値があると思いますし、また一人の人間としては、各々分類された世代にいくつかの真実や特徴を見ることができます。

私は景気後退期に仕事就いたことは決して忘れませんし、また初めてAOL(米国の大手インターネットサービス)にログインしたこともはっきりと覚えています。そして私自身の買い物や好みのブランドから意味することが何なのかを知っています。

ある意味ミレニアル世代を理解することは容易いです。だからこそ最新のホワイトペーパー、ジェネレーションZ世代の好みについて研究を始めた時、私は幾分の驚きを隠すことは出来ませんでした。

今年の3月24日、ワシントンD.C.で銃規制強化を求める抗議デモMarch for Our Lives(命のための行進)が行われたその日に、WGSN社のロンドン、ニューヨークおよび香港のオフィスに10人の10代の若者を招きました。


外食するときのお気に入りのスポットやら、一生にうちに行ってみたい旅行先リストの中で、次に行く予定先だとか、彼らに対してありとあらゆる質問をしました。そして(同一労働)同一賃金についてだとか、校内暴力について、あるいは人気スケートボードブランドSupremeのために学校をサボることについてだとか、いろいろなコトについて話をしました。

すると一時間足らずで彼らが育ったユニークな環境、即ちソーシャルメディアがどこもかしこにも偏在していて、銃暴力の日々のエピソードが綴られ、また今なお残る深刻な金融危機の影響によって育まれた世代であることが明らかになりました。

しかし彼らはまた二面性を有する世代でもありました。例えば大人気セレブモデルのカイリー・ジェンナーが手掛けるリップステックキットを求める一方で、ワシントンD.C.で行われた数百万人の抗議デモに激しく心を揺さぶられたりします。

Gen MeとGen We

そこで、私達は10代の彼らの全ての事を理解するために何人かの専門家に来てもらいました。

そして彼らが語ったことを録画や録音から何度も再生したり、10数人の10代の若者にインタビューしたり、数日間これら若者を鍵のかかる部屋に幽閉したりした後に、トレンド予測、ブランド戦略そしてデジタルメディア&マーケティングに造詣が深いサラ・オーウエン氏や、編集者でデジタルメディア&マーケティング担当のカサンドラ・ナポリ氏と同じく編集者で消費者インサイト担当のジェンマ・シン氏等WGSN社の消費者インサイトの専門家達が「ジェネレーションZの方程式」を打ち出しました。

これによると、Z世代は見た目以上に複雑だ、と記されています。今の若者は一つの実体で捉えるのではなく、2つの側面があります。それはGen Me(自分自身・個人)とGen We(自分達・自分と繋がりのある人達)。Gen Meはこの世代の人々の事象として既に見聞きしている側面・表面ですが、その表面下で影響力を増している、もう片方の面がGen Weです。

これら二面性の違いについては、既に一般公開しており、どなたでも閲覧可能なWGSNホワイトペーパー「ジェネレーションZの方程式」に詳しく記されています。。

恐らくより重要なことは、この世代の若者を分類することではなく、集合体としてどうみていくかということでしょう。WGSN社の消費者インサイトのチームメンバー達は、前述のこの世代の若者たちの両側面を研究し、例えばどんなブランドが彼らの心を捕らえるのか、新しいインフルエンサーはどんな人達で、また彼らの行う新しい習慣だとか行為は何なのか等をこのホワイトペーパーの中に記しています。

マーケターの方々、そしてミレニアル世代の人達は、この内容を読んでその生体を知るのか、あるいは読まずしてジェレレーションZ世代の人達の巻き起こす津波の様なうねりを見守るのかという選択を迫られていると言っても過言ではないでしょう。 

WGSNの最新のホワイトペーパー「ジェネレーションZの方程式」  をダウンロードして、この世代の特徴についての知識を深めてみては如何でしょうか。


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