吉田恵子

フランクフルト在住。身長152cm。大きなドイツ人の中にいると小人のように見えるらしい。小回りだけは利くジャーナリスト兼通訳。ファッションからヘルスケアまでをカバーする。

北国で、心を灯す店頭ディスプレー(吉田恵子)

2016/01/12

ドイツの街々で、店のディスプレーが最も光り輝き、道行く人の心を踊らせてくれるのが、この季節だ。12月は、曇りがちで太陽が殆ど姿をみせず、 昼も短く、とにかく暗い。ある調査によれば、ドイツ人の2〜3割がこの時期、鬱っ...

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ドイツならでは!究極の外カフェ(吉田恵子)

2015/12/05

キオスク(右)と外カフェ 夏は都会にオアシスを、冬はクリスマス市風暖かみを提供する、今フランクフルトで人気急上昇中のスポットがある。「Fein(ファイン)」である。フランクフルトの町中の公園を歩いていると、木立の間...



マザー・メルケル? その心と行く末(吉田恵子)

2015/11/03

ドイツの若者言葉に「メルケルン(メルケる)」という動詞がある。メルケル首相に由来し、決断しない、という意味で使われる。世界で最も影響力のあるとされる女性に相応しくないように思える。実際しかしメルケル首相が一定の主義...



新星・独人デザイナーの行く末は?(吉田恵子)

2015/08/05

若手の著名メゾンへの登竜門ともいわれる国際デザインコンテストで、ドイツ出身者が3人も最終選考(10人)に残った。このコンテストは、南仏の保養地イエールで毎春開かれる「国際モード写真フェスティバル」の中核イベント。ヴ...



ドイツ新現象:人寄せにブッダ!?(吉田恵子)

2015/07/03

ドイツでは店先や家庭のインテリアとしてなぜかブッダが流行りである。少し前までは、アジア系レストランやエギゾチック系の雑貨屋・家具屋さんくらいでしか目にすることがなかったが、最近は仏教ともアジアとも全く関係ない店先に...



次は脱肉食?! ヴィーガン食が大トレンドのドイツ(吉田恵子)

2015/06/03

ドイツでは都市部を中心に、ヴィーガン食が大トレンドだ。例えば、フランクフルトの筆者の家の周辺半径5km内だけでも、過去数年でヴィーガン・カフェまたはレストランが、5〜6軒オープンしている。どの店の食事も、多様で美味...



過去を振返らぬラガーフェルドが故郷で展覧会?(吉田恵子)

2015/05/11

ドイツには「大帝(または皇帝)」というニックネームでよく呼ばれる有名人が2人いる。1人は元サッカー選手のフランツ・ベッケンバウアー、もう1人がデザイナーのカール・ラガーフェルドである。両者の共通点は、長年にわたり世...



オランダ発、自然・環境対応型のアイディア商品(吉田恵子)

2015/03/12

水路や風車,木靴の国、オランダ。最近、殊に自然・環境対応型の商品分野において、オランダ発のユニークかつ斬新なアイディアに出会う機会が重なった。オランダは昔から貿易で栄えてきた国であり、商才に富んでいるのはわかる。で...



ドイツで花咲く、地産地消のデザインメッセ(吉田恵子)

2014/12/22

独立系デザイナーが地元で生産した製品を地元消費者に直接販売するローカルなB2Cデザインメッセが、ドイツやその周辺国で近年盛んだ。去る12月5〜7日の週末 フランクフルトで、デザインメッセ「シュティルブリューテン」が...



”セクシー”なベルリンが還ってきた!(吉田恵子)

2014/10/15

「プアだけどセクシー」(Wowereit現ベルリン市長の名言、セクシー≒クール)なベルリンで、Alternative Fashion Week (BAFW)なるものが10月初めに催され、インデペンデントな15のブラ...