コラム

《めてみみ》ウェブ取材

2022/04/20

 コロナ禍で会う機会が減った人に、久しぶりに対面するのはうれしいものだ。雑談が進むなかで、よく聞かれるのが「記者さんもウェブ取材が多いのですか?」という質問。結論から言うと、当方は足を運ぶことを希望しつつも、対面か...

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《視点》自分をめでる消費

2022/04/20

 今春、商業施設でフェムケアや生理など女性の健康に着眼したイベントがいくつか開かれた。イベント以外にも、レディス企業でこの間、フェムケア商品を開発する例が散見される。背景について自分なりに仮説を立てた。例えば、多様...



《めてみみ》事業の本質

2022/04/19

 ファーストリテイリングの上期決算会見でユニクロのロシア事業について質問が出た。柳井正会長兼社長の「衣服は生活の必需品。ロシアの人々も同様に生活する権利がある」との発言が3月7日に報道され、10日にロシア事業の一時...



《めてみみ》古着好き増殖中

2022/04/18

 古着ブームが続いている。若い世代は一点物の古着をコーディネートに取り入れ、自分の個性を表現するのに慣れている。手本になるのは、俳優・歌手の菅田将暉氏あたりか。久々に登場したメンズファッションのアイコンで、若い世代...



《めてみみ》中間層の財布

2022/04/15

 大手百貨店の3月売上高は、全社が前年実績を上回った。反動増で2ケタ増だった21年3月からさらに伸ばしたことになる。まん延防止等重点措置の解除のほか、花見や旅行などのお出掛け需要、入卒園のオケージョン・新生活需要の...



《めてみみ》補助金の活用

2022/04/14

 政府が21年度補正予算で措置した補助金事業の公募が本格的に始まった。ファッションビジネス業界に特化した制度はないが、要件を満たせば、利用できる制度は多い。 特に多くの利用が見込まれるのが、経済産業省が20年度第3...



《視点》Ⓐ先生をしのんで

2022/04/14

 藤子不二雄Ⓐさん(安孫子素雄さん)が亡くなった。先生の代表作は何といっても『まんが道』だろう。コンビを組んでいた藤子・F・不二雄さん(藤本弘さん)とプロ漫画家を目指し、富山で実力を蓄え、上京後はトキワ荘で駆け出し...



《めてみみ》第三の道

2022/04/13

 ウクライナ問題を機に、国のかたちに関する様々な声が聞かれるようになった。分かりやすいのは、独裁・専制国家と民主主義国家を対比させる見方。後者が主流のように思いがちだが、米国のNGO(非政府組織)フリーダムハウスな...



《視点》良い観察

2022/04/13

 先日、あるポッドキャスト(インターネット上で音声や動画を公開する方法)を聞いていた時のこと、「良い観察とは、それを理解して終わるのではなく、そこから新たな仮定や問いが生まれてくるものだ」といった趣旨の話があり、な...



《めてみみ》「会う」メリット

2022/04/12

 精神科医の斎藤環さんと作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんによる『なぜ人に会うのはつらいのか』という本に、人と会うことは「暴力」だという趣旨のことが書かれている。誰かと会うのは、互いの自我領域に踏み込むという意味...