コラム

《めてみみ》新常態でも、忘れない

2020/12/25

 「当面は一進一退が続く」と、ある百貨店経営者。一度は回復基調にあった都心店の売上高、客数が再び低下中だ。新型コロナウイルス感染者数の動向によるもので、商戦の回復と悪化が今後も繰り返されるとの見方。消費の中身は、臨...

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《視点》中小企業の再編方針

2020/12/25

 この秋に出店した婦人服専門店のオーナーは「いい場所に出られるチャンス」という。商業施設に空床が目立つようになっている状況に事業拡大の追い風を見る。もちろん、チャンスをつかむには資金が必要だ。この専門店は年商3億円...



《めてみみ》「種まき」の時期

2020/12/24

 日本ショッピングセンター協会によると、今年の国内のSC総数は前年を下回った。2年連続だ。40施設が開業した一方、業態変更や大型改装に伴う一時休館を含め、42施設が閉館した。 百貨店などに比べ、SCは順調に市場を拡...



《視点》希望退職募集に思う

2020/12/24

 早期退職・希望退職を募集する上場企業の数が今年、90に達したという。そのうちの2割を占め、最も多いのが繊維・アパレル企業であり、業界の苦境を表している。 早期・希望退職の対象となるのは主に45歳以上。いわゆる団塊...



《めてみみ》あえて、非効率

2020/12/23

 青森県の下北半島を走る機会があった。その太平洋側は原子力発電関連の諸施設が続く。道路沿いには有刺鉄線や監視カメラが張り巡らされ、部外者に対する厳重な警戒が見てとれる。都会ではなかなか感じることの無い雰囲気の道だ。...



《めてみみ》観察と行動と

2020/12/22

 春物を売るべき4~5月に店舗休業を強いられ、在宅勤務が増えたことでスーツの需要が激減し、気温低下が遅れ、セール間際の12月まで防寒アウターも動かなかった。だから今年は服が売れなかった。そういう感想を持つ企業はファ...



《視点》コロナ禍の工場を支えたビジネス

2020/12/22

 この1年、DtoC(メーカー直販)で命脈を保った工場は多いのではないだろうか。売り上げより、精神面で支えになっていたように思う。商品が売れたことや、購入者に喜んでもらえた経験が自信につながったという話を何人も聞い...



《めてみみ》サステイナブルだらけ?

2020/12/21

 東京から地方に移住したデザイナーから「サステイナブル(持続可能)という言葉は使わない」と言われ、ハッとした。もちろん、その人はサステイナブルの理念に理解を示し、自分のブランドの服を生産する過程で出た端切れをアップ...



《めてみみ》暮らしの充実

2020/12/18

 都心部の百貨店、SCともに11月商戦は、下旬の落ち込みが響き減収幅が再び拡大した。駆け込み需要の反動の大きかった9月よりは減収幅は小さいものの、10月と比べると10ポイント程度下がった施設が多い。「11月最終週の...



《視点》便利だからこそ

2020/12/18

 「簡単にネットで調べていたことが、どれだけ狭く浅かったか分かりました」。服飾専門学校生に今夏、企画から携わる作品の制作活動について取材した時のこと。コンセプトを掘り下げるために、図書館に通い詰めるなどし、様々なこ...