連載

《中小紡績が切り開く未来⑤》近藤紡績所 産地の存続が高付加価値の要

2023/08/22

 「100年物作りを続けてきた綿紡績として、次の100年も事業を続ける」――近藤紡績所(名古屋市)の近藤大揮社長は強い意志を示す。同時に「国内産地が存続できるよう支えたい。紡績業を続けるには、顧客でありパートナーで...

もっとみる


【軌跡】《リユースの新時代ひらくコメ兵㊦》信頼のバトンをつなぎ市場拡大

2023/08/21

 リーマンショック後の立て直しに奔走した石原卓児は、13年6月に社長に就任する。14年3月期の連結売上高は400億円。それから10年で倍増し、23年3月期に850億を超えた。知名度の低さや中古品のイメージから、長く...



《中小紡績が切り開く未来④》中川絹糸 とにかく開発、今が一番楽しい

2023/08/18

 「今が一番楽しい」。こう話すのは国内唯一の絹紡糸メーカー、中川絹糸(滋賀県長浜市)の中川嘉隆社長。「年を重ねるにつれて、面白いアイデアがどんどん出てくる」という。これまでの歩みも「とにかく開発」。その積み重ねが会...



《専門店ランキング調査から㊦》営業利益 コロナ前上回る

2023/08/18

 営業利益は過去3年間との比較可能な49社合計が2841億6500万円で21年度比14.6%増、20年度比68.3%増、19年度比32%増となり、全体にコロナ前水準を上回った。個別には24社が増益、5社が減益、1社...



《混沌・変わり目の中国市場㊦》供給・消費で一気に変わる価値

2023/08/18

【関連記事】《混沌・変わり目の中国市場㊥》進むか成熟消費への対応 求められる持続可能性中高価格が高回転 〝ゼロコロナ負債〟を引きずった上期の中国。そんな中でも順調に売り上げる分野はある。上海の広告業界関係者によると...



《中小紡績が切り開く未来③》佐藤繊維 ウールニットで世界を市場に

2023/08/17

 ニット製品メーカーとして知られている佐藤繊維(山形県寒河江市)は120年前に手紡ぎのウールニット糸製造で創業した。現在では山形県唯一の毛紡績で、ウールのニット高級糸では世界有数の梳毛紡績になった。コロナ禍後の世界...



《専門店ランキング調査から㊥》粗利益率、販管費率 効率化進み改善

2023/08/17

 粗利益率は比較可能な47社平均が47.6%。21年度比で0.6ポイント改善した。21年度から2年連続の改善で、19年度平均も上回った。個別に見ると、21年度比で粗利益率が改善した専門店は47社中、37社だったが、...



《混沌・変わり目の中国市場㊥》進むか成熟消費への対応 求められる持続可能性

2023/08/17

【関連記事】《混沌・変わり目の中国市場㊤》小売額回復も実感なし 輸出低調で厳しい製造業19年指標も上回るが 国家統計局が発表する社会消費小売額のうち、衣類の1~6月をまとめたのが別表。23年はコロナ禍前の19年も上...



《中小紡績が切り開く未来②》長谷虎紡績 知識製造業として再構築

2023/08/16

 「良い糸を作る」ではなく「製品でどんな良いことを実現できるのか。そのために糸には何が求められるか」。伝統的な製造業の考え方を変え、「地域や社会に貢献する」新たな紡績業を志向しているのが長谷虎紡績だ。そのキーワード...



《専門店ランキング調査から㊤》店舗数は3年連続で減少

2023/08/16

 繊研新聞社が実施した「22年度専門店ランキング調査」は、比較可能な93社合計の売上高が4兆4375億5000万円で21年度比4.4%増、19年度比0.6%減だった。売上高がコロナ前水準に迫るまで回復したが、店舗数...