100年を超えるおぼろタオルの歴史は、1枚のタオルから始まった。発明したのは日本画家。染色技術を独学で身につけ、誰も思いつかなかった染色方法で、お湯に浸すと柄が浮き上がるタオルを作り上げた。100年以上愛され続けるこのタオルの名称を社名に使い、おぼろタオルの精神は脈々と受け継がれてきた。創業の原点は、使い手を喜ばせたいという純粋な思いと、あくなき技術開発。今を背負う社員たちがこの原点に立ち返り、次の100年も愛されるタオルを届けるべく、新たな挑戦を続けている。
並々ならぬ努力
創業は明治後期の1908年。森田庄三郎が「朧(おぼろ)染タオル製造法」の特許を取得した時だ。