「ゾフ」が国内全店に「みえる通訳・手話通訳」など導入

2018/05/24 06:28 更新


 眼鏡ブランド「ゾフ」を運営するインターメスティック(東京)は、今月、テリロジーサービスウェアが提供するタブレット端末を使った多言語映像通訳サービス「みえる通訳・さわって通訳・手話通訳」を、国内の全店に導入した。20年の東京五輪・パラリンピックに向け、増加する訪日外国人や聴覚・発話障害者への対応の充実を目指す。

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 20年に向けた、外国人や障害者対応の社会的ニーズの高まりを背景に、同社も視力測定や眼鏡の掛かり具合の調整、商品説明などで正確な意思疎通が必要なため対応を検討。昨年からタブレット端末を使い、ワンタッチで通訳オペレーターにつながる〝みえる通訳〟の試験運用を開始。タブレット端末を介して客と通訳オペレーター、販売スタッフの3者が顔を見ながら会話でき、迅速かつ円滑に接客できるようになったため導入を決めた。

 〝みえる通訳〟は英・中・韓・タイ・ロシア・ポルトガル・スペイン・ベトナム・フランス・タガログの10言語に対応。

 〝さわって通訳〟は、利用頻度の多い接客時の会話を画面上で指さし、より迅速に対話でき、ワンタッチで〝みえる通訳〟に切り替え可能だ。

 新たに導入した〝手話通訳〟は、有資格者のオペレーターが映像で日本手話の通訳を行うサービス。

 同社は今回のサービス導入で20年に向け、より多くの人が安心して買い物できる環境を整え、顧客満足度の向上を目指す。

タブレットを使い、通訳オペレーターにつながる“みえる通訳”
有資格者が映像で日本手話の通訳を行う“手話通訳”


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