《視点》青森県でも

2019/09/27 06:23 更新


 青森県といえば、最近まで百貨店が3都市に2店ずつ存在していた珍しい県だ。地方ではほとんどが県庁所在地への一極集中が進み、それ以外の中心市街地はすたれ、百貨店が1店だけになってしまった県も多い。3地域が独自に商圏を形成していることで生き残っているのかもしれない。

 3都市のうち弘前市は2店が並立している。しかし、青森市は中三青森店が建物を再開発ビルに建て替えることになり休業、ビル完成後に再開するとしても規模はかなり縮小すると見られる。加えて百貨店を復活させるかは未定だ。

 八戸市も2店ある一方の中合三春屋店が売却されることになった。売却後も今の業態を継続するが、経営母体が変わり不安定感を感じる。

 百貨店が根強いといわれる青森県でも一段と厳しくなってきたと見ていいのではないか。ここにきて地方百貨店の閉鎖が目立っており、活性化の決め手が見いだせないのが実情だ。大型書店やアウトレットを導入するなどの試みを続ける中三弘前店のように新たな手を打つ事例も出ている。堅調な収益確保につなげるノウハウが積み上げられるか、可能性を信じたい。

(武)


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