《視点》ファンとつながる

2018/07/11 06:22 更新


 SNSで情報を拡散してブランドのファンを獲得し、エンドユーザー向けの受注会やオンラインショップで商品を販売する。新興のECブランドによる商いの形態が定着しつつある。

 ある新興ブランドは「以前はセレクトショップに商品を卸していたが、店への集客は自ら仕掛けないといけない。販売した分の入金も先延ばしにされることもあった。安くはないマージンも取られる。そうなると、実店舗で販売するメリットが分からなくなった」と言う。

 同ブランドは卸販売を一切やめて、主要都市のギャラリーを借り、自ら受注会を開催した。ファンの立場から見れば〝デザイナーに直接会えるブランド〟として、商品への思い入れが強くなる。受注から納品まで数カ月。「生産ラインの確保が難しい時期もあり、商品の納期が1カ月程度遅れることも承知で購入してもらっている」と言う。人気品番や在庫品はECを通じて販売して「毎シーズン、ほぼ完売する」。

 ECによる流通改革が進展し、作り手と顧客が直接つながるなかで、実店舗の役割が問われている。

(民)


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